私たちが屋外工事をするうえで必須な部材としてあげられるのが、コーキング材です。

さまざまな場面で活躍できる優れもので、防水効果や粘着効果がありますが、コーキング材と言っても多くの種類があるので、今回まとめてみることにしました。

 

そもそもコーキングって何??

コーキングは建築物の気密性や防水性のための、施工の際にできる隙間をコーキング材で充填することをゆうそうです。

その材料であるパテなどのことを「充填材」「コーキング材」または単に「コーキング」と言います。

コーキング材の種類や用途は数多くあり、建築用シーリングの規格は、JIS A5758で規格されています。

 

コーキング材の製品形態による区分

「1成分形」(湿気硬化タイプ)

事前に全ての成分を混合しているものを言い、自然と硬化するコーキング材のことです。

カートリッジ型のタイプなのでホームセンターなどでよくみられる商品で、施工面積の小さい場面で使用することが多いです。

DIYでも活躍している商品で、私たちの業界でもこちらの「1成分形」のコーキング材を使用しています。

 

「2成分形」(反応硬化タイプ)

押し出す時に「2成分形」のコーキング材と「硬化材」を混ぜ合わせて硬化するコーキング材のことです。

そのままでは使用できず、専用の撹拌機でかき混ぜて使用します。

一度にたくさん作ることができるので、ビルやマンションなどの施工面積の大きな場所で使われます。

 

コーキング材の主成分の区別

コーキングの充填材には、大きく分けて

①シリコン系

②変成シリコン系

③ウレタン系

④アクリル系

などがあり、用途によって使用するコーキングの種類があります。

 

コーキング材のタイプについて

ガラスはめこみ(グレイジング)に使われているコーキング材は「タイプG」として、その他のものである「タイプF」と別に分けられています。

「タイプF」のものは、目地幅の変形度によってクラス分けされており、さらに変形度が大きいものに関しましては、引っ張り応力に対する耐性の差(モジュラス)により、サブクラスに分けられます。

「高モジュラス」のほうが引っ張り応力が強く、変形度の小さいものに関しましては、塑性変性するかしないかで、サブクラスに分けられます。

 

コーキング材の種類と特長

〇シリコン系コーキング

お風呂やキッチンなどの水まわりで使われるコーキング材として最も普及している商品です。

耐久性・耐候性・耐熱性・撥水性に優れています。

 

〇変成シリコン系のコーキング

このコーキング材の上からでも塗装ができるため、主に外壁で使われるコーキング材です。

水まわりでも使用できまる万能コーキングですが、シリコン系と比べると耐久性、ウレタン系と比べると密着性が劣ります。

 

「シリコン系」と「変成シリコン系」を間違えないように!!

「シリコン系」はシリコン樹脂が原料、「変成シリコン系」はポリエーテル樹脂を原料として末端を変成した樹脂でなるコーキング材です。「変成シリコン系」はウレタン系コーキング材に機能性を付加したもので、ウレタン系のコーキング材のグレードアップ版と考えるといいでしょう。

「シリコン」とゆう名前が同じため、よく似たもの勘違いして購入される場合があるようです。

実は全然違うものなのでご注意!!

DIYでコーキング材を購入されるときは間違えないように注意しましょう。

 

〇ウレタン系コーキング材

主にコンクリートのひび割れの補修や木材に使用。

密着性に優れ、硬化すると弾力性豊のある仕上がりになります。

その反面、紫外線に弱いのでウレタン系のコーキング材使用の場合は、上からの塗装が必要になります。

〇アクリル系コーキング材

1980年以前の外壁コーキング材として非常に普及していました。

耐紫外線は比較的高いですが、動きに対する耐久性が低く、経年による硬化でひび割れが発生するので、現在ではほとんど使用されていません。

〇油性コーキング材

コーキング材の草分け。酸素で硬化しますが、表面被膜が貼ると内部は硬化しません。マスティックタイプと呼ばれており、ひび割れの追随性が高いため、昭和時代の防水には欠かせませんでした。また原料は亜麻仁油でCO2の発生の抑制になることから近年また見直されています。ただ動きに対する耐久性が低く、経年によるひび割れが起こったり周辺への油汚染が多少出たりするので、使用量は減ってきています。

 

「コーキング」と「シーリング」その違いとは?

「コーキング」と「シーリング」どちらも聞いたことがあるけと、どう違うんだろうと思ったかたもいるかと思います。

諸説はあるのですが、あらかじめ工場で形が決まっているもので定形シーリング材(ガスケット)と呼ばれているものがあります。

戦後すぐに輸入された油性コーキングが英語のCaulkからきており、その作業をコーキングとゆわれるようになったと思われます。上の写真のようなカートリッジに入った不定形の座利用をコーキングガン施工するのでコーキング材とゆう名前で広く呼ばれていると考えられます。

実際は「コーキング」と「シーリング」は建築現場では同義語として使われることが多く、建築現場では職人の年代や所属している会社などによって使い方は変わり、厳密には決まっていないとゆうのが事実です。

定形シーリング材はガスケット、非定形シーリング材はコーキング材とそれぞれ呼び名が分かれていて混合しにににて良いかもしれません。

 

「コーキング」・「シーリング」の違いについて

〇シーリング材

構造体の目地、間げき(隙間)部分に充填して防水性・気密性などの機能を発揮させる材料

〇油性コーキング材

展色材(天然樹脂、合成樹脂、アルキド樹脂など)と鉱物質充填材(炭酸カルシウムなど)を混合して製造したペースト状のシーリング材。

相対変異の小さな目地のシールに使用される。鉱物質充填材として、石綿は、現在使用禁止されています。

 

 

まだまだたくさん調べれば調べるほどでてくるので、次回また掲載していこうと思います。

テント工事の施工事例もまたUPしますのでお楽しみに!!

 

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